人間に擬態して生きている

社会人というものは基本的に皆育ちが良くて、言葉遣いが丁寧だ。
皆当然のように青春を送ってきているし、僕以上に友達や信頼のおける存在が多いように見える。
皆人格者だ。僕以外は。

感謝の言葉や相手への気遣いの言葉は、僕から自発的に放たれることは無い。
なぜなら、僕にインストールされたOSでは相手に感謝するという機能が実装されていないからだ。
だから、相手の言葉を真似て、返すことしか出来ない。
雑談というものが出来ない。自分から感情が出てこない。
相手と話しても内容以外なにも理解できない。
相手が何を欲しているとか、何を暗黙的に伝えたいのかとか、いわゆる空気を読むというのが異常に苦手だ。でも、そんな自分を変えたいと思っている。
自分の性格を見失わないくらいに、人間に擬態して生きてみようと思った。